〔しようもない日常〕
本題に入る前に、『一条さゆり 濡れた欲情』、じゃなかった、『SAYURI(さゆり)』の予告編です。
「12月10日(土)、日米同時公開」だってさ。
しかし、アメリカさんがきれいだと思う色彩が、あっしには「なんだかくすんでて汚いなあ」としか思えないのは、単に好みが違うからだけなのでせうか?
こないだの京都行きのさい、以前からお世話になっている長唄の先生(直接の師匠ではないんですが)の京都のお弟子さんたちのお浚い会が先斗町歌舞練場の大広間であったので聴きに行ってきたんですけど、場所柄、お弟子さんたちは先斗町の芸舞妓さんたちがほとんどで、お姐さん方の演奏にじっと耳を傾けている仕込さんの姿がとても印象的でした。
あっしはそのとき、顔がきれいだとか年が若いだとか、そんなことよりももっと大切なのは、なんというか、たたずまいの美しさなのだとつくづく感じましたね。
話が横道に逸れついでに、昨日のネタに繋がる写真。『最長的一夜』撮影中のスナップ(1964年8月)。新婚旅行から帰ってきた尤敏が、スタジオを訪問したさいの1枚。向かって一番右が易文監督、1人おいて樂蒂、尤敏、宝田明。
ということで、今日はこの辺で。というのは冗談で、いよいよ昨日のレポートです(長文ご容赦)。
昨日は朝からお腹を壊してしまい、午後はちょこっと横になってたんですが、出かける前になって腹痛がひどくなり、仕方がないので超強力止寫薬を2カプセル服用。
その後、念のため映画館に電話したところ、試写会は「予定通り開催します」との由。
無理やり家を出ました。
ほんとは午後6時前に着くはずだったのですが、電車がとろくて6時10分過ぎに会場である「ユナイテッドシネマとしまえん」着。
係の人の誘導で列に加わりました。
「6時30分開場、7時開演」だというのに、先客はまだ20人ほど。
おいおい、ちゃんと満員になるのかい?
と思ううちになんとなく列も長くなり、定刻に入場。
でもね、結果的にお客さんの入りは半分ほど。
台風が来てるからといっても、これはちょっとホイ先生に申し訳なかったです。
そして7時。
客席後方のドアから、ホイ先生と広川太一郎・・・・は欠席だったため、代わりに広川太一郎の物真似で有名な(?)イジリー岡田(無理やりだなあ)が中華鍋を持って入場。
ちょうどあっしの座っている横を通ったので、どさくさまぎれに握手してもらいました。
ちょっと冷たかったけど、柔らかい手でした。
そしてトーク。
こないだの香港でのトークショーでは、日本人への皮肉(というか、悪口)をネタにしていたみたいなので、何をお話しになるのかしらんと思っていたところ、「日本人は情に厚い」という最大級の賛辞を頂戴いたしました。
それから、客席のファンが持参していたソーセージヌンチャクを拝借してのヌンチャクショー。
入場者の中から抽選で2名様に「ホイ先生直筆サイン入り中華鍋プレゼント」という、お楽しみイベントもありました(残念ながら、選に漏れました)。
そんなこんなで和気藹々の雰囲気の中トークは無事終了、最後にホイ先生から「100年後にまたここでお会いしましょう」とのメッセージを頂きました。
そして、若さと健康の秘訣は「笑うこと」だとの、ありがたいお言葉も。
なるべく笑って過ごすようにします(他人から笑われることの方が断然多いんだけど)。
そういや、もにかるさんのブログによれば、ホイ先生、この日の昼間の記者会見で太一郎さんに初めて会ったそうですが、『ローマの休日』の美容師さんは、自分が日本であんなことになってるのをご存知なのでしょうか?(それ以前にもう故人だろうな、たぶん)
で、トークの後、『Mr.BOO!ミスター・ブー(半斤八両)』の日本語吹替版が上映されました。
ホイ先生の声はもちろん太一郎さん、で、サムがビートたけし、リッキーがビートきよしという「あのツービートが吹替に挑戦!」な布陣。
サムがいきなり、
コマネチ!
と叫ぶのも、今となってはご愛敬。
さんざん笑って、9時過ぎにお開きとなりました。
思い出に残る一夜でした。
『Mr.BOO!』で浮気現場を押えられちゃう恐妻家をやってた朱牧さん。『星星 月亮 太陽』にも出ていました。
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