2012年9月21日金曜日

超極私的ロケ地めぐり in 粟津温泉 二

〔橘ますみ〕


いぶりばしって、橋を燻ってるの?(おいおい)


どうも。
トド@毛嚢炎が治りませんです。
本題に入る前に、お知らせとかんけーない話題を1つ。

前日のツイッターのまとめ記事を自動投稿してくれていたt2bのサービスが9月20日で終了したため、とりあえず、今後のつぶやきのまとめはTwilogをご覧下さい。
こちらは通常のブログに機能を戻します。
ご不便をおかけいたします…のかどうかはわかりませんが、何卒ご了承下さい。

で。

先だってラインナップが明らかになった第25回東京国際映画祭
今年のテシカガー、もとい、ディスカバー亞州電影はカンボジア映画の特集(伝説のホラー&ファンタ王国カンボジア)ですが、その中の『怪奇ヘビ男(Puos Keng Kang)』のストーリーが以前観た『蛇魔女』という台湾映画(?)に似ていたので、ちょっくら調べてみたところ、なんだ、『蛇魔女』も"Teeda Sok Puos"というカンボジア映画だったんですね。
あたしゃてっきり「異類婚譚好きの物好き台湾人監督がタイで撮った悪趣味グロ映画」だとばかり思ってましたよ。
また一つお利口になりました。

さて。

前回の続き(前回の記事はこちら)。



生まれたばかりの我が子を置き去りにし、朋輩たちの貯金や貴金属をコソ泥してドロンしたあんま芸者・雪子(高倉みゆき)を大捜索する場面で登場した「ホテルはし本」。
ホテルと言っても木造です。



こちらは現在の姿。
ホテルはし本はその後「天翔閣」と名称を変更、大型ホテルに衣替えしたものの2001年に経営破綻、現在では「湯快リゾートあわづグランドホテル別館」になっています。
経営破綻以後、しばらくは建物だけが置き去りにされて廃墟マニアのターゲットにされていたようですが、宿泊施設として再び息を吹き返すことが出来てまずは一安心、といったところでしょうか。

ところで、湯快リゾートといえば、大江戸温泉物語伊東園ホテルグループと並ぶ旅館・ホテル業界における居抜きビジネスの代表格ですが、ここ粟津温泉ではもう1軒、「湯快リゾートあわづグランドホテル」を経営しています。



こちらがあわづグランドホテル。
かつては「対岳館」という山本周五郎ゆかりの宿でしたが「あわづグランドホテル」となり、その後経営破綻、湯快リゾート傘下になりました。

湯快リゾートは居抜きビジネスというだけあって初期投資は最小限に抑えているらしく、建物の外壁などには基本的にはあまり手を入れないようで、ここあわづグランドホテルも建物の裏側を見ると、



植物が繁り放題でした(どう見ても、緑のカーテンじゃないよね)。
とはいうものの、こうやって再生される宿泊施設は幸せでして、あわづグランドホテルのお向かいには、


こんな風に廃墟となったままの建物が、どかんと鎮座しておりました(ここも粟津きっての老舗旅館でした)。
温泉街の中心だよ、ここ。

バブル崩壊以降、この小さな温泉場にも不景気風がずっと吹き続けているのだなあと思いましたです、はい。

(次回に続く)

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