〔ちょっとお耳に〕
南ア映画に最高賞 「隠し剣」受賞逸す
第55回ベルリン国際映画祭の各賞が19日午後(日本時間同日夜)、発表され、最優秀作品賞に当たる金熊賞に南アフリカを舞台にしたオペラ「カルメン」の映画版「U―カルメン・イン・カエリージャ」(マーク・ドーンフォードメイ監督)が決まった。
コンペティション部門に出品されていた山田洋次監督の時代劇「隠し剣 鬼の爪」と、昭和天皇の内面を描いたロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督の話題作「太陽」は主要賞受賞を逃した。「太陽」で昭和天皇役を好演したイッセー尾形は、最優秀男優賞受賞とはならなかった。
金熊賞に続く主要賞は次の通り。
銀熊賞(審査員特別大賞)「孔雀(くじゃく)」(顧長衛監督)▽監督賞「ゾフィー・ショル―最後の日々」のマルク・ローテムント監督▽最優秀女優賞「ゾフィー・ショル―」のユリア・イェンチ▽最優秀男優賞「サム・サッカー」のルー・テーラー・プッチ▽芸術貢献賞「ウェイワード・クラウド(天邊一朵雲・せんきち注)」の蔡明亮監督。
速報です。
やはりと言うべきか何と言うべきか、『隠し剣 鬼の爪』も『太陽』も、受賞は逃しました。
銀熊賞(審査員特別大賞)を受賞した『孔雀』は、中国映画。
顧長衛監督は、これが処女作だそうです。
中華映画ファンにはおなじみの蔡明亮監督も、芸術貢献賞を受賞しました。
追記:この賞(芸術貢献賞)も、銀熊賞の一つみたいね。なんだかややこしいわ。
いつもの面子(写真参照)による作品のようですが、大胆な性描写が話題になっています。
日本公開が楽しみですね(って、来るかどうかわかんないんだけどさ、まだ)。
付記:蔡監督の映画、タイトルは同名の白光の曲から。この曲の他にも、葛蘭や張露の曲を用いたミュージカルシーンがある模様。
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