2005年3月6日日曜日

華麗なるタリラリラン

〔えいが〕

最近観た映画のメモ(映画館で観たわけじゃないんだけどさ)。

『華麗なる追跡』
1975年、東映東京。鈴木則文監督。志穂美悦子主演。

インフルエンザで寝込んでいたとき、ようやく熱も下がって寝ながらテレビが観られる状態になったので、「東映チャンネル」にて鑑賞。

その前に『関東テキヤ一家 喧嘩火祭り』を観たのですが、野川由美子たんの長台詞のところで、由美子たんのアップをいろんな角度から捉えていて、まるで「野川由美子イメージフィルム」のようだわ、と思いましたです。でも、きれいでした。女優さんをきれいに撮らないとダメよね、やっぱり。

で、悦ちゃんの映画
悦ちゃんが復讐に燃える女レーサー(にして秘密捜査員?)役なんですけど、多羅尾伴内みたいにいろんな変装を見せてくれました。
最後のババアもいけてましたが、やっぱり男装がすてきでしたね。

途中、謎の修道院が出てきて(悦ちゃん、シスターに変装!)、則文監督ってよほどキリスト教ネタがお好きなのねと思いましたです。
他にも、拉致したお姉ちゃんを甲冑の中に隠しちゃったり、熊の着ぐるみ姿でコトに及んだりと、独特の美学が満載でした。

『タリラリラン高校生』
1971年、大映東京。田中重雄監督。小野川公三郎、峰岸隆之介、八並映子主演。

なぜか近所のビデオ屋にあったので、借りてみました
「高校生番長」シリーズでは番長やってた小野川君が、ここでは根暗なガリ勉役にまわり、峰岸隆之介(徹)がアウトローな不良役で登場。
この2人が組んでやくざやエロオヤジをカモって小遣い稼ぎに励むんですが、途中まではなかなかいいテンポで見せます。
八並映子たんも、峰岸君の恋人役でそれほど出しゃばっていないのが、却って好印象。
全編を通して流れる脱力系の主題歌(『タリラリランブルース』)が、笑えます。
が、最後のあっけない幕切れで全てがパー。
どうせなら、イタチの最後っ屁をかまして欲しかったところ。

ところで、昨日、久しぶりに『恋恋風塵』を観ました。
あの頃の侯孝賢って・・・・(以下自粛)。

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