2005年7月25日月曜日

見たい映画をつなぐタスキ (中華限定らしいの)

〔えいが〕

浦川留的雑記帖」の浦川留さんから強奪、じゃなかった、頂戴いたしました。
でも、よく見たら「中華電影限定」という「注」が。
ちょっと「注」から外れてしまうかもしれませんが、なるべく「中華」の範囲内で考えてみたいと思いますです。

では、始めますだ(エスメラルダみたいだ、音が)。

1、過去1年間で一番笑った映画
フツーにいくと『カンフーハッスル』なんすが、全く違った意味で実は『LOVERS』にも激しく笑いのツボを刺激されたあっしなのでした。
劇中人物がマジになればなるほど、笑いが止まらなくなり・・・・。
ファンの皆様、ごめんなさい。って、あっしも子怡ちゃん贔屓だったよ。

2、過去1年間で一番泣いた映画
もっと涙腺を刺激された映画があったはずだがと思いつつ、とりあえず『星星 月亮 太陽』を挙げておきます。
1961年の電懋の大作映画。
尤敏演じる薄幸の娘・亞蘭(自ら不幸を招いてるようなところもあるんだが)の臨終シーンで、涙。
ちなみに、前述の『カンフーハッスル』のラストでも泣いたあっしです。
と、ここまで書いて、去年東京国際映画祭で一挙上映された『春田花花幼稚園』を思い出したんですが、あれ、テレビなんですよね。
じゃ、駄目か。

追記(29日):先ほど、きたきつねさんのお書きになった「観たい映画(以下略)」を拝読したところ、『LOVERS』のラストのクレジットに泣いた、との記述があり、そういやあっしもさんざん笑った後にあそこでどっと涙が溢れたことを思い出しました。泣き笑いの映画。

3、心の中の5つの映画
もっと重要な映画を外している可能性も大なのですが。
中華限定といいながら、無理やり中華に分類した映画も含みます。

『紅粉煞星』
1976年の邵氏作品。
ここ1年間に観た映画の中で、いちばん「お買い得」だったもんで。
「暴力とエロ」好きの方におすすめいたします。

『野玫瑰之戀』
1960年の電懋作品。
近松の心中物にもどこか通じるような、地獄へ堕ちて行く男と女の物語。

『ならず者』
1964年の東映作品、って、日本映画なんですけど、香港&マカオロケですし、邵氏が撮影協力をしてますし、なにより、呉宇森に多大な影響を与えた映画ですんで、そのへんはご勘弁を。
何も知らない南田洋子が、マカオの内港にある香港行きの船の乗り場で健さんを待っていると、そこを健さんの亡骸を乗せた警察の車が通り過ぎていく、切ないラストが印象的でございます。
三原葉子の何言ってるかわかんない北京語(この人、英語は得意なのにね)と「いつでもどこでも丹波哲郎」な丹波ちゃんも、ポイント高し。
赤木春恵の強欲ババアは、『渡鬼』のルーツか?

『飛一般愛情小説』
何年でしたっけ。
好きなんですよ、これ。
最近、「スー・チー in なんちゃらかんちゃら」とかいうわけわからん邦題のDVD&ビデオがけっこう出てますが、これも「スー・チー in ミニスカポリス」なんて邦題でいいので国内盤出してください。

『恋人たちの食卓』
1994年の中影作品。
小倩(呉倩蓮)の映画の中では、これと『等着你回來』が一番好きなので。

4、見たい映画
不可能系でセレクト。

『女真珠之挑戰』
前田通子が台湾で撮った『女真珠王の復讐』の続篇。
あのヘレン南のその後を、皆さん、知りたくありませんか?
またぞろ男だけの島に流されてたりしたら、金返せモノですけど。

『富士山之戀』
粤劇映画。
ほんとに富士山が出てくるのか・・・・?

『海女の怪真珠』
日本・台湾合作映画。
たぶん、いや、確実にとほほだと思うけど。

『嘆煙花』
張美瑤が台湾語映画に出ていた時期に主演したドロドロ復讐劇。
ネガが残ってない、という話をどっかで聞きましたが・・・・。

『東京・香港 蜜月旅行』
日本・香港合作映画。
野村芳太郎監督追悼でやってくんないかしら。

5、このタスキをつなぐ方々
これが一番悩むところでして、また後ほど考えます。
すんません。
「われこそは」という方、コメント欄にて名乗りを上げてくだされば幸いです。

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

とりあえず、アテクシ戴いていきますわ。
中華限定っすか?ふむふむ。

匿名 さんのコメント...

こんにちは!
2代前のもにかるです。回ってきたタスキが「中華系」だったのでご苦労かけました。『野バラの恋』!!『ならず者』!!!『飛一般愛情小説』!!!!私の中でもインパクト強いです。やっぱり5本選ぶって無理がある(笑)。

匿名 さんのコメント...

KEIさん

お受取下さり、ありがとうございます。
よろしくお願いしますだ。
和食もいいけど、中華もねってことで。
洋食もおいしいですが。

もにかるさん

こんにちわ。
どうも。2代後のせんきちです。
『飛一般愛情小説』、大好きなんです。
わたしも匂いフェチなので。
『野玫瑰之戀』は、『曼波女郎』よりも好きです。
葛蘭もさることながら、張揚のダメ男ぶりがサイコーです。
『ならず者』、香港の街の表情もすばらしいです。これと『東京ギャング対香港ギャング』『神火101殺しの用心棒』を合わせた「石井輝男香港3部作DVD-BOX」発売を熱望してますが、1本会社が違うので、実現は難しそうですね。

匿名 さんのコメント...

せんきちさん、今晩は。
われこそは!書いてみました。
ところで、『恋人たちの食卓』なんですが、『哀樂中年』監督:桑弧 中国 1949 と話の展開がよく似ているのですが、いちおうリメイクなのでしょうか?

匿名 さんのコメント...

胤雄さん

こんにちわ。
タスキ、お引き受け下さり、ありがとうございます。

>『哀樂中年』
おおっ!なるほど。
全く気付きませんでした(恥)。
リメイクとまではいかなくても、李安がこれをヒントにした可能性は大ですね、おそらく。

匿名 さんのコメント...

こんにちは。吉田です。
私も書いてみました。

http://d.hatena.ne.jp/katetake/

匿名 さんのコメント...

吉田さん

ありがとうございます。
後ほど拝読いたします。